11.3市民国連フォーラムにご協力を感謝いたします!


11.3,創立1周年記念市民国連にご参加、
    ならびに日頃未来構想にご関心をお寄せの皆様、

 今回、定員250人をはるかに超す300人余の参加者がお見えになり、参加した皆様
 より、異口同音に文化の日に相応しい行事であった等のご満足のお言葉をいただ
 き、恐縮至極に存じ上げます。

1、本会の行事が盛り上がった1つには、時代的潮流にあると思われます。

  核時代が到来し、武力による絶対戦争、武力非行使状態=平和の幻想から戦
  争は武力だけではない、総力戦、総合安全保障の発想が不動のものとなり
  ました。また、科学・技術文明の世紀とも称されるくらい、目覚しい物質文
  明の発達は、宇宙船地球号、地球村の発想とともに、環境破壊の脅威をも齎し
  ました。 

  今も西欧文明の結実としてのアメリカ文明のグローバリゼーションの
  波が世界を席巻しているかに見えますが、個人主義、自由、平等の若者文化
  も色あせ、新しい方向を模索しています。個人主義は親から生まれたという
  根っ子の否定から生まれた天地の大原則に反したあだ花です。信仰といって
  も自分を主体、自力を主体とした人間中心主義です。
  今や天地自然、先祖、親があって、自分があるという前提に立ちかえるべき
  でしょう。一神教も東  洋の空、無の内面的探求から、また自然の背後に
  “神秘”を感じ取る日本文明の彼方に真の平和郷を見出すのではないでしょ
  うか?

  小生が参加した第5分科会では真正面からその議論をいたしました。自分と
  は何なのか? 単なる個としての人間観(ホモ・ファーベル、ホモ・サピエン
  ス、性人間、意味間)のみではなく、これからは人間(ジンカン)連帯として
  の人間、家族、郷土、国家、地球村をもっと考えるべきではないではないで
   しょうか?

  この根底には、存在とは何かについて西欧文明と東洋文明には発想の違いが
  あるように思われます。グレコ・ローマンは環境(場)から個物を抽出して個
  を取り出しますが、東洋的は発想は、ホリスティックに、場(空気)を、存在
  として捉えます。言い換えれば、個物よりもその繋がり、関係性がより存在 
  感を持つと言えます。存在とは個物と連帯からなっていること。個物を追求す
  れば素粒子、素粒子は真空に消えて行きます。そしてエネルギー場の状況に応
  じて素粒子が非連続的に発生しますが、その状況は芸術的とも言える綺麗な数
  式で表現されます。人間とは何か、見るアングルによって、個とも見えますが、
  ミクロに見れば素粒子、それが太陽系のように真空の中でスピン・起動核運動
  をしてる状態、マクロに見れば無数の星が散らばる真空の大宇宙です。富士山
  もどこに焦点を当てるかで、石ころやごみだらけの山か、霊峰富士か全く異なっ
  て見えます。存在とは繋がりであるというのが存在の実相ではないでしょうか?
  
  このような宇宙の実相を空とは無、大生命、愛と捉える人もいます。大切なこ
  とは、素直な心に立ち返ってみれば、今、生きている人が見える、幸せそうな
  人はともかくとして、必死に助けを求めている人が余りにも多いことです。ガ
  イアの呻きを聞く人も出ています。人間(ジンカン)とは個を超えた繋がり
  であるとすれば、自ずと心が動き、手足が動くのもこれまた自然と言うべきで
  しょう。

  存在は繋がりであるとの視点のない、グレコ・ローマンのパラダイムにジュデ
  オ・クリスチャニティーの精神は曲解されています。神と人、イエス・キリス
  トと我々はどういう関係なのか、神が絶対・全知・全能であっても我々と関係
  なければ全く無意味です。存在は関係性であるとの視点に立てば、キリスト論、
  予定論、三位一体論の神学的アポーリアも超克され、宗教戦争融和の視界が拓
  けて来ます。

 今、われわれの市民国連の諸団体の目指す視点は、第1に西欧近代化を超えて、
 東西を融合した新しい人類史・文明論的視座、第2に個人と同等以上に家庭、民族、
 国家、アジア、世界を見る社会的視座、そのなかでも北東アジア、日本、家族で
しょう。第3に自分にとって何が大切なのか?絶対的価値観(生死を超えるもの、
アイデンティティー)の確立です。この三点の視座から生まれる新しい構想(ビ
ジョン)、思想の創造に本会は挑戦しています。

 西欧近代化の波にとかく悪・犯罪と糾弾されつづけている東洋文明の伝統文化で
 すが、我々は集団エゴに用いた過去を謙虚に反省し、人類益、地球益の観点から、
 人類普遍、新しい文明の創造に東洋的叡智を生かすべきと秋と言えます。

 第5分科会のパネラーから菊池寛の「怨讐の彼方に」は日本人の国民道徳を進化
 させたとの指摘がありかしたが、これからは、市民一人一人が世界的良心の向上
 に努めることが最重要ではないでしょうか?強制ではなく、たとい1人1人に心に
 染み入るような言葉を投げかける大聖人が現れたとしても、既得権益にあぐらを
 かいている“抵抗勢力”の反対にあって、その聖者達は、社会から葬り去れさら
 れるでしょうから。果たして我々は過去の聖人・義人を迫害した人々を笑うこと
 ができるでしょうか?市民は賢くなれるか?皆様のご意見を期待しています。


  地球市民憲章⇒http://www.e-gci.org/GCCharterJ.html
  市民国連讃歌案⇒http://www.e-gci.org/GCIsong/GCIsong.html


 参考:文化とは:
 「日本語の〈文化〉という語は〈世の中が開けて生活水準が高まっている状態〉
  や〈人類の理想を実現していく精神の活動〉を意味する場合と,〈弥生文化〉
  というように〈生活様式〉を総称する場合とがある。社会科学の諸分野では
  第2の意味で〈文化〉という概念を使用するのが普通であるが,この意味に
  おける〈文化〉についても定義は多様であり,時代的な変化も見られる。
      (吉田禎吾、平凡社百科事典)

 「ある集団に特有の祖先から子孫へと学習により伝承されていく行動、及び思
  考方式上の固有の型を意味する」「素材としての自然を媒介とした人間の自
  己実現の場であり、文化を創造することによって人間は文化人となる。歴史
  的社会の進展に伴い、自然環境の相違、人間の創造性が多様な文化を生み出し
  た」「@、自然に支配されぬもの(精神性)が、A、自然に働きかけて(人為
  的)B、自然の所産ならざる所産をもたらし(客観性)、C、自然界ならざ
  る世界を作り 上げる。(価値世界)D、これを各々の活動の場として(歴史
  的社会)E、自 己実現につとめるもの」
     (亀井裕,『新倫理学辞典』金子武蔵編、弘文堂) 

2、今回の盛況のもう1つの要因は連携推進の40団体が自発的に各団体メンバー
  に呼びかけていただいた御蔭です。  

  特に第2分科会「教育再生の鍵を考える」セッションを中心に多くの方々に声
  をかけてくださった濱田實氏、第6分科会「生涯現役」で頑張ってくださった
  東瀧邦次氏(生涯現役指針協議会)、廣瀬春孝 氏(熟年会議所)の皆様に篤
  くお礼を申し上げます。

  40団体の1つとして参加させた頂いた未来構想戦略フォーラムは今後も日本
  の世界の未来構想造りのシンクタンク的機能を強化し、市民国連の諸団体と手を
  組んで輝かしい未来、新文明創造に邁進して行く所存です。

  今後もこのネットを通じて友好諸団体の行事をご紹介をいあしますが、明日11
  日午後、「挑戦するシニア就職のススメ」と題し、日本生涯現役推進協議会の
  フォーラムが飯田橋で開催されます。ぜひご参加ください。

3、11月7日、NGO・NPO活動の資金源を生み出すべく、産学官共同のプロジェ
  クトを検討しています。 

  11月24日、午後、市民国連事務所の9階大会議室でベンチャービジネスを目指
  す多くの同志と共に会合を準備しています。                 
                          以上

  平成18年11月9日  
      第5回市民国連フォーラム実行委員長  
      NPO未来構想戦略フォーラム共同代表   大脇 準一郎 拝


       市民国連フォーラムご参加の呼びかけ

   今、世界は病んでいます。
  地球生態系のバランスが崩れ、環境問題は悪化の一途を辿っています。
  またイラク戦争を始め、世界各地の紛争、テロ活動は一向に止まらず、
  終焉の糸口も見出せずにいます。
  飢餓やエイズの死亡者数も増加の一途を辿っています。

 これらの地球的課題の解決のために、各種の国際機関、各国政府が取り組んでいますが、
 「国連は死んだ」と事務総長を嘆息せしめるほどに、国益の障壁に国連も立ち往生しています。

 そこで従来の取り組みとは違った別のアプローチ,NGO/NPOなどの市民の力で既存勢力と
  対立するのではなく、補完関係の役割を担いつつ、助けあって問題解決に当たる政治的
  手法が注目を浴びつつあります。既に、毎年、国連においては、NGOの代表が国連側代表
  と対等の立場で協議しすることが制度化され、国家レベル、地方自治体においても、
  徐々にこの手法が取り入れられつつあります。

  私達は、昨年11月3日、「愛・地球博から未来(あした)へ!〜 国益を超えた市民の世界的連携
  を目指して〜」のメインテーマの下,外人記者クラブで34団体,150名が集い,市民国連を創設しました。

 今秋,11月3日,創立1周年記念において「文明と平和〜日本文明を考える諸団体との連帯を目指して〜」
  をメインテーマに目白大学で市民国連フォーラムを開催します。

  従来の,軍事力・経済力を投入するのみのでは一向に平和への糸口が見出し得ません。文化力を高め、
  情感性,叡智を豊かにすることこそ世界平和への近道であるというのが,今回の主意です。そのために
  日本文明とは何なのか? 日本文明が地球的課題の解決,世界文明創造へ貢献の可能性はどうか?
   日頃,日本文化,日本文明をお考えの諸団体,有志の方々と大連合の下,共に探りたいと存じます。

   今回,全体会議とともに6つの分科会を開催します。各分科会とも本会の設立趣旨に基づいて、
   テーマの選定から会議の内容に至るまで、それぞれのテーマに関心のある諸団体の連携により、
   問題解決のビジョンを求めて自主的に運営されます。

    
    小さな輪から将来は、アジア・世界の同志を含め、市民の連帯の輪を広げるべく、
      皆様の積極的なご参画を期待致します。      

    平成18年9月吉日
            第5回市民国連連携推進協議会 会長
                   市 民 国 連 理事長  中西真彦

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        創立1周年記念”第5回市民国連フォーラム

「文明と平和日本文明を考える諸団体の連携を目指して

と き:平成18113(金・文化の日)午後16

ところ:目白大学1号館2階 Tel:03-5996-5111

東京都新宿区中落合4-31-1,大江戸線:落合南長崎駅(出口1),中井駅(出口2)より
徒歩8分,西武新宿線:中井駅より8分、東西線:落合駅(出口1)より12

会 費 : 2千円(一・二部) 1千円(三部)    

第一部 全体フォーラム 午後1時半〜3時半 (定員250名)          1200講堂

   開会:来賓挨拶 竹田恒泰 (作家・世界自然共生基金理事長)
                         江見康一  一橋大学名誉教授

  基調講演「日本文明の可能性」 山折哲雄 前、国際日本文化研究所 所長

  講演「日本文明が世界を救う」中西真彦 早稲田大学理工総合センター 顧問
                                                                   (敬称略)

第二部 分科会 午後4時〜6時半 (各室50名)         会議事務局:1201教室

  T、「地球社会をデザインする」 上村雄彦                 1204教室

U、「小子化問題を考える」江見康一・太田栄之・水谷鏡子・蓮井昌雄     1205教室 

  V、「教育再生の鍵を考える」子育て、幼少児、芸術教育・・・       1206教室
     小池松次・廣瀬輝子・一色宏・浜田實ほか     

 W,「護憲か、改憲か、憲法無効論か?」松本道弘・南出喜久治・松原仁・・ 1207教室
      

  X,「北東アジア;共通の未来を求めて」李 鋼哲・王 敏・小松昭夫・中野有 1303教室
     

  Y、「生涯現役推進のために;再雇用・生き甲斐・健康」          1304教室
               東瀧邦次・江島優・廣瀬春孝・山口宗秋          

第三部 交流会とエンターテインメント  午後7時〜8時半       地階食堂
      
       モト&小笠原みわ演奏    木俣ナオヤ紹介 ・ギター演奏  

主催:第5回市民国連連携推進協議会 10/15/’06 現在40団体

 推進団体:(財)人間自然科学研究所,NPOアジアヒューマンサポート,地球緑化プロジェクト,人生塾日水会ライフ,
   NPO
未来構想戦略フォーラム,人類生き残りの会,ひとづくり,ものづくりNPO ,日本時事評論,NPOアジア連邦21,
   日本市民協議会,日本生涯現役推進協議会,NPOライフ・ベンチャー・クラブ,日本熟年会議所,下町皆援隊,山元学校,
  下町フロンティア事業共同組合,ファイナンス事業組合
, 蘇れ,日本人の会,真敬会,日本文明を語る会,紘道館
  ワールドフォーラム,,国際ディベート学会,10.7ピース・ルネッサンス,アイデンティティー新聞,,NPOオリーブの会,
  日本会議多摩地区協議会
,日本スリランカ友の会,日本パラオ協会,多摩近現代史セミナー21,あすか会教育研究所,
  クラシック・ジャパンプロジェクト
,生活演出研究所,NPOローハスクラブ,全日本健康倶楽部,日米教育評議会,
    (
)日本環境財団,未来創庵、市民国連

連絡先/市民国連新事務所:164-0003 中野区東中野4-27-25,三武ビル, 3F(東西線落合駅出口3より2分)
     Tel:03-3364-6369Fax:03-3364-6368 e-gci@e-gci.org   URL: http://www.e-gci.org

    
市民国連フォーラム; 参画・協賛のご依


NGO・NPOおよび諸団体 各位殿

拝啓、 秋冷の候、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 さて、昨年11月3日、外人記者クラブで34団体、150名の参加の下、市民国連が創設されました。
「愛・地球博から未来(あした)へ!〜 国益を超えた市民の世界的連携を目指して〜」とメイン・
テーマに掲げたように、地球環境問題に対する意識の高まりと裏腹に、国益の壁に阻まれ、
「国連は死んだ」とアナン事務総長に嘆息させるような国際機関の危機的状況に鑑み、我々
市民の力らで出来ることを考えようと連帯の輪が広がりました。今秋、11月3日、創立1周年
記念において「文明と平和〜〜日本文明を考える諸団体との連帯を目指して〜」とメイン・
テーマを定めました。

イラク戦争始め国際紛争・テロは止まず、従来の軍事力、経済力を投入するだけでは一向に
解決の糸口が見えません。文化力を高め、情感性、叡智を豊かにすることこそ世界平和への
近道であるというのが、今回の主意です。そのために日本文明とは何なのか? 日本文明が
地球的課題の解決、世界文明創造へ貢献する可能性はあるのか? 日頃、日本文化、日本文明
をお考えの諸団体、有志の方々とともに探りたいと存じます。
 国家の再建、世界へ新潮流を興すには、個人個人、諸団体とのネットワークが肝要です。今回,
全体会議とともに6つの分科会を開催します。本会の設立趣旨に基づいて、テーマの選定から会議
の内容に至るまで、それぞれのテーマに関心のある諸団体の連携により、問題解決のビジョンを求
めて自主的に運営されます。

アジア・世界の同志を含め、皆様の積極的なご参画を期待いたしております。つきましては、貴団体
の協賛、会員の皆様への告示にご尽力賜りますれば、誠に光栄に存じます。        
                                                     敬具
       平成18年9月吉日 

    第5回市民国連連携推進協議会 会長

市民国連 理事長  中西真彦

   

Earth”のソネット(地球市民憲章より)

れら地球市民は ガイアの鼓動を聴く耳(Ear)がある
  その美質を感じとる心(Heart)がある 
  愛の源泉より出づる芸術( Art)がある

われらは心ある地球市民として 人類史の魂たる技芸を活かし
  万物の共感を呼ぶ 生命の紐帯を結ぶのだ

  われらは熱願する 

生あるものを慈しむ 新しき道を創出することを